グローカルプログラムで海士中央図書館に受け入れていただいておりました、鰕名拓也と申します。

2024年2月現在、町内には28ヶ所のミニライブラリーが設置されています。

そのうち上方３ヶ所のミニライブラリー
1.崎文化センター
2.旧崎小学校
3.知々井区事務所
を、リニューアルしました。

ミニライブラリーを改修することになったのは、「勿体無い」の想いからです。

本好きでまちづくりの勉強もしてきた私には、『島まるごと図書館構想』は、なおのこと素晴らしい取り組みだと感じられました。

気軽に本に触れられて、本に触れられるから地域とつながる場所に行く理由にもなって、互いに相乗効果を生む取り組みです。
ただし実態を見ると、ミニライブラリーからの貸出数がほとんどない地域があったり、自分の住んでいる地区にミニライブラリーがあることを知らない方達もいました。

本がせっかく身近にあるのに、読まれないのは勿体無いし、立派な施設があるのにあんまり行かないのも勿体無い。
ミニライブラリーで本を手に取りやすくするだけでなく、ミニライブラリーに再度目が向けられるきっかけを作るために活動を始めました。

1.崎文化センター

　壊れかけていた本棚を別の本棚と入れ替えました。本棚の背が低くなったことで今まで塞がれていた窓からの光も見えて、明るい雰囲気になりました。

2.旧崎小学校

　もともと小学校として使われていた施設で、大量の古い本が置かれていました。ボロボロになって読まれない本を整理して、全体的にスッキリした印象になり、新しい本を多く置けるようになりました。

3.知々井区事務所

　悪い意味で馴染んでしまっていたミニライブラリースペースを、反対側の壁に移動しました。これによって、塞がれていた室内窓がひらけて、住民の方にも明るくなったと言っていただけました。

この機会に、ぜひ一度足を運んでみてください。

（JICAグローカルプログラム研修生　鮱名）