【レポート】グローカルプログラム生・鰕名くんの声
JICAのグローカルプログラムで2023年の10~12月の期間、海士中央図書館に受け入れていただいて活動しておりました。鰕名拓也(えびなたくや)と申します。
なぜか東京よりも海士町の人々のほうがよく知っている『JICA』では、年に数回、海外に長期ボランティアを派遣する取り組み『青年海外協力隊』を実施しています。グローカルプログラムは、その青年海外協力隊の事前研修の一つです。
協力隊の活動を海外だけに留めず、海外経験を日本でも活かそう!という気運が、昨今特に高まっています。そのため派遣前に先んじて、「日本の地方が抱えている問題に接する」「自治体の良い取り組みを体感する」「余所者としての活動を味わっておく」というのが大きな目標になります。
私も青年海外協力隊の候補生で、予定では2024年春頃から2年間、ソロモン諸島の専門学校で、講師を務めることになっています。
今となっては短い期間だったと感じていますが、図書館スタッフの方々も含め、多くの方に助けられながら、良い活動ができたと感じております。
具体的な主な活動内容は以下の記事をご覧ください。
最後は体調を崩してしまったり、天候の影響で離島が早まってしまったりと、残念な点もありましたが、他ではできない貴重な経験ができたと思っています。
私はイベントや企画を実施する際、学生時代にまちづくりの勉強をしていたこともあり、内容やルール作りに目が行きがちでした。
3ヶ月間、海士中央図書館の在り方を見て、うまく行く秘訣は結局のところ、おもてなし力や思いやりだと、今は納得感を持って理解しています。
海士中央図書館はスタッフのおもてなし力の溢れる良い空間です。
海士町に住んでいて、まだ体験していない人は、一度足を運んでみてください。
他の図書館を知る人こそ驚く、利用者に寄り添った図書館です。
(R5グローカルプログラム生 鮱名)