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【島体験生記事】三か月を過ごして

こんにちは、10月-12月期の島体験生として海士町中央図書館で勤務しておりました野田梨理香です。

私は、卒論の研究で去年の夏に一度海士町中央図書館を訪れ、こんなに暖かくて落ち着く図書館があるのかと心を打たれました。そのため、「海士町中央図書館のことをもっと知りたい!」という思いが強まり、島体験に参画させていただいていました。

初めて勤務したとき、本で読んでいたこの図書館に実際にいるのだと心を弾ませながら出勤していた気持ちは忘れられません。普段の仕事と産業文化祭や図書館フェスティバルなどのイベントにも携わることができ、とても貴重な三か月でした。

日々の仕事では、実際に図書館の仕事を体験し、本一冊が利用者の手に届くまでに様々な仕事があり、貸出がされた後も丁寧な管理があるからこそ誰もが利用することができる図書館になっていくのだと実感することができました。また、日々の仕事や選書をする様子、本の修理などから図書館スタッフの本に対する思いがとても伝わりました。


イベントに関して、産業文化祭では工作イベントと昭和レトロ展示を担当しました。
工作イベントではスタッフの方との協力もあり、子どもから大人まで楽しんでいる様子を見ることができたためとても嬉しかったです。昭和レトロ展示も選書からレイアウトまでさせていただき、自分で考え展示を完成させるという経験ができたため、成長につながったと感じています。


図書館フェスティバルでは、住民の方々の提案で企画が動き出しているということを知り、図書館と住民の方々の協同で図書館を盛り上げているということが印象に残りました。住民の方から「としょフェスは自分のしたいことを実現できる」という声があり、図書館ではなく住民の方が率先して企画をできるということは日ごろから利用してくださる方々との関係性を築いている海士町中央図書館だからこそではないかと思います。当日も多くの方が来館され、図書館が本を借りる場所としてだけでなく、人々の交流の場となっていると感じました。イベントに携わることができ、私自身も住民の方々との交流できる良い機会だったと感じています。ご参加ありがとうございました。


勤務をする中で海士町中央図書館は海士町に住む皆さんがつながることのできる素敵な場所であることを実感し、ここで働くことができて本当に良かったと書きながら思い出に浸っています。スタッフの方々、ここで出会った利用者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
図書館がリニューアルして完成することを楽しみにしています。
みなさん、お体に気を付けてお過ごしください。
三か月という短い間でしたが本当にありがとうございました!