図書インターン日記②【本を守るために】
こんにちは、海士町中央図書館でインターンしている坪井です。
近くの神社に 色とりどりのアジサイの花が美しく咲いているこの頃。
いままで休日の過ごし方は友達とショッピングやカフェ巡りでしたが、
海士町の休日はアジサイ探しに探検にでたり、
畑をしたりと暮らし方が大きく変化しました。
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今回は私のお仕事のひとつ、ブックコート貼りについてご紹介します。
ブックコートフィルムをなぜ貼るのか?
A.本を守るためです。
●UVカット加工
太陽光・蛍光灯などによる図書の退色、変色を防止
●耐久性
何度も多くの人が同じ本を読むため弱くなってしまうのを防ぐ
●防水性
本を濡らしてはいけませんが、汗などから本を守ります。
●抗菌加工
カビ等の雑菌の繁殖を抑えます。
ブックコートの貼り方
【道具】
・カッター
・ハサミ
・定規
・ブックコートフィルム
・カッターマット
詳しくは動画をご覧ください
完成したら、いつ図書館に受け入れたかわかるように、
蔵書スタンプを押して出来上がりです。
ブックコート貼りで気づいたこと
本の中表紙によってデザインが変わっていること。
しかし、残念ながら図書館の本はほとんどがブックコートをかけられていてみることができませんが、見る機会があればご覧になってください。
ハードカバー・ソフトカバー・大きさが本によって個性的であること。
一つ一つの本の大きさによってブックコートの長さや切り方などを工夫しています。
手間暇かけて、司書さんたちが丁寧に本のカバーをかけていること。
本を守るために一冊ずつ、カバーをかけていきます。
はじめてブックコートを行ったときは一冊に5分ぐらい時間をかけてしまっていましたが、2か月たった今では1分半ぐらいでできるようになった気がします!
新しい本や寄贈本が入った時には多くて1日30冊ほどブックコートを
かける時があります。集中して丁寧に行うことを心がけています。
カバーと本がさかさまになっていたり、
バーコードのシールが全部はがれてもう一度シールの発行をお願いしたり、と何度も失敗を繰り返しながら迷惑をかけながら、進めています。
(職員の方々ありがとうございます)
本とブックコートの間に気泡やしわが入らないようにも気を付けています!
作業に慣れても、読む方の気持ちを考えながらブックコートをしていきたいと思います。
頑張ります!
最後に
本を借りる際、買う際に本の内容だけではなく、
背表紙・表紙・表裏表紙・デザインや大きさなどにも
注目してみてください!
ブックコートが貼られてあっても、本は繊細です。
本を読むときは丁寧に扱いましょう。
(図書インターン 坪井)