
【イベント報告】「短歌よもうよ」を開催しました!
2023年7月23日に「短歌よもうよ」を開催しました!

いよいよイベント開始
だんだん暗くなるころ、一人、また一人と参加者が集まりました。20代の島留学生から、70代の方まで、合計9名の参加者が定刻にそろいました。
自己紹介とイベントに来たきっかけ
短歌の話をする前に、顔見知りの方もいましたがお名前と、このイベントに来たきっかけを話してもらいました。
短歌を読むのが好き!という方はもちろん、自分でも短歌を詠むという方、事業で短歌に関わっているのでその想いを知りたい、という方、全然短歌に触れてこなかった、という方様々な方にご参加いただきました。
歌集、歌人について語る。
歌集を持ってこなかった!という方もいましたので、展示してある本の中でしばし、短歌・歌集と「出会う」時間を設けました。
各々、しばし歌集と向き合った後で、それぞれのおすすめの歌集、短歌を発表しました。いくつかご紹介します。
〈体積がこの世と等しいものが神〉夢の中の本のあとがき
寂しさに海を覗けばあはれあはれ章魚(たこ)逃げてゆく真昼の光
立ち止まりまた歩き出すこどもたち何かの種を埋めているのだ
100年後 あなたも わたしもいない日に 今日とおんなじ 朝日がのぼる


(上段 左から)土門 蘭『100年後あなたもわたしもいない日に』
榊原紘 伊藤紺 千種創一 柴田葵 堂園昌彦 谷川電話 吉田恭大 菊竹胡乃美 宇都宮敦 初谷むい『現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号』
岡本真帆 丸山るい『奇遇』
(下段 左から)岡野大嗣『たやすみなさい』 ※図書館所蔵あり
安田茜『結晶質』

収録される歌を参加者が読み上げると、ドッと笑いがあふれる場面や、初めて触れた短歌に救われて、思わず涙される参加者の方もいました。
短歌そのものだけではなく、歌集の装丁や表紙の話など、参加者一人一人の視点で短歌を味わえる時間となりました。
また、ゲストの天野慶さんには歌人ならではのお話も伺うことができました。
なお、イベント内で紹介された素敵な歌集は、スタッフ内で話し合いの上、購入を検討しております!
天野慶さんから寄贈本をいただきました!

初心者向けの百人一首の本から、天野さんご自身の歌集まで、計4冊寄贈いただきました。「あたらしくはいった本」コーナーに並べておりますので是非手に取ってくださいね。
(千葉)