【島体験生記事】あなたにとって海士町中央図書館とは
10月から12月まで海士町の「大人の島体験生」として海士町中央図書館で勤務しておりました、野田梨理香です。
今回、島体験生や図書館をよく利用している方々に「あなたにとって海士町中央図書館とは」というテーマでインタビューをしました。
Q.海士町中央図書館を利用して、図書館に対するイメージの変化はありましたか?
・本を探しに行く場所から読書の幅を広げる場所になった
・図書館は個々で使う場所というイメージだったが、個々の時間もあり、人とつながる時間もある場所に変化した
・「いやし」というイメージが強まった
・スタッフがフレンドリーで質問や相談をしやすい
・利用者のニーズに合わせて本や棚が動いているのがわかる
・きれいな景色を見ながらゆっくり本を読みたくなる
・子どもに対して一律で排除や禁止するのではなく、居場所として見守り、寛容に対応してもらえるところ
・適度な賑わいで多様な過ごし方をしており、静かすぎるところより集中できる
・本を読みに来る場所としてだけでなく、カフェの利用など居場所として利用している
・井戸端会議のように本を中心に人が集まっているイメージ
Q.図書館があってよかったと思うときはありますか?
・家と職場の行き来になりがちのため、ほっとする場所としてあるのがうれしい
・悩みがあるときに本と出会うことで悩みを忘れ、楽しさを感じられる
・生活で困ったことがあっても、海士町で生活するための本がそろっているため助かる
・分館もあるため気軽に本を読みに行くことができる
・時間を気にせずにずっといられる
・シェアハウスでの暮らしのため一人になる空間として大切にしている
・大きな本屋がないため本と出会う場所としての役割を担っている
・保育園やいろんなところに分館があるため子どもが本に触れる環境があることが有難い
・仕事の合間やちょっとあいた時間にゆっくりできる
・大学の研究で必要な本もそろっている
・用事がないときでも気軽に来ることができる
・子どもの頃のワクワクしながら本を開けていた時の気持ちとか、本を読む楽しさを思い出させてもらった
・生活と一体になっている
・踏み切っていなかったことに取り組むことができた
Q.図書館の好きなところ
・暖かい雰囲気
・音楽や話し声も雑音に感じず、落ち着くところ
・景色がきれいなところ
・選書がいい
・スタッフに相談しやすいところ
・来たら知り合いに会うことができなごむところ
・新しい本と古い本のバランスが絶妙でよい
・窓際からの田んぼの変化を楽しめるところ
インタビューをしてみて
インタビューの中には、「今まで図書館を利用することはなかったが、ここに来て本を読みたくなった」という意見や「図書館がなかったら海士町を離れていたかもしれない」といったお話も聞くことができました。こうした思いを聞き、海士町中央図書館が皆さんの支えになっていると知ることができたと同時に、これまで図書館を支えてきてくださった図書館スタッフの方々の思いが利用者の皆さんに届いているのだと感じとても嬉しかったです。
図書館内には「みんなの自由ノート」もございます。ここでは、図書館に対する皆さまからのメッセージや日々の生活に対する思いなどが自由に書かれています。メッセージに対して誰かが返答している様子もあり、ここでも人と人とのつながりを感じることができました。皆さんもぜひ読んでみてください。そして、図書館への思いや皆さんに伝えたいことなど自由にご記入してみてください。
インタビューにお応えくださった皆様ありがとうございました。