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図書館インターンシップレポート

夏らしい晴れの日が続いています。
5月~7月の間に海士町中央図書館でインターンをしておりました、小野です。

3か月という短い間でしたが、様々な業務を体験させていただきました。
中央図書館では、書架整理や見出し板の作成、ラベル貼り、ブックカバーをつけるお仕事をしました。

本を探しやすく、すぐ手に取れるような環境づくりを常に大切にしていて、細かな配慮があることを実感しました。

ブックカバーをつけるお仕事をしていて気づいたのは、図書館への寄贈本が多いことです。町民や来島された方から様々なジャンルの本をいただきます。寄贈のはんこを押してから図書館に並びますが、複数所蔵している本は分館に置かれます。

信頼関係が出来ているから、快く図書館に本を寄贈してくださるのだと思うとあたたかい気持ちになります。

月に一度、図書館スタッフが保育園で読み聞かせをしています。
わたしは7月上旬に0・1・2歳児さんに向けて絵本を4冊選び、読みました。「次はこの本読んで!」と駆け寄ってくれる子もいたので、読み聞かせをきっかけに本が身近なあそびの一つになってくれると嬉しいなと思いました。

新生児への絵本のプレゼント事業や定期的に図書館の和室でおはなし会を実施していることも、子育て支援として魅力的です。

7月21日・22日は、ナイトライブラリー(夜間開館)がありました。過去にも何度か行っていて来館した方々は夜に集中できる静かな場所があることを喜んでくれていました。

ないものはない町だけれど、「あったらいいな」を叶えてくれるのが中央図書館なのかもしれません。

また21日には中央図書館奥の和室で、詩の朗読会を自分が企画して行いました。沢山の助言と協力をいただきながら準備をしました。

詩の朗読会

一つのイベントを開催するために実際の場面を想像し、会場準備や告知をしていると実感しました。

進行の役目も緊張していましたが、「田んぼと夜景がみえてきれいでした」「じっくり詩を読んで心の栄養になりました」と感想をいただきました。本と向き合い、みんなで詩の良さを分かち合う時間が作れてうれしく思いました。

中央図書館は、今後図書館を広げる計画があるそうです。町民の皆さんと一緒に作ってきた図書館はより居心地が良くて蔵書数も増えた、パワーアップした場所になるのではないかとワクワクしています。

(R5島体験 小野)